会社破産のメリット・デメリット
会社破産の手続を選択されるにあたって、多くの方は「一体どんなデメリットがあるのだろうか」といった不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ここではデメリットはもちろん、メリットにつきましても下の表で詳しくご案内していきたいと思います。
会社破産のメリット
- ①代理人弁護士が窓口となって対応することにより、債権者や取引先からの取り立てから開放されます。
- ②裁判所が監督する適正・公平な手続の下で、法人を清算し債権者に配当が行われます。
- ③資金繰りに追われる日々の生活から開放され、新たな生活をスタートすることができます。
会社破産のデメリット
- ①法人資産は破産手続内で全て換価処分され、法人格は消滅します。代表取締役の地位も失います。
- ②法人債務を連帯保証している保証人に対しては、保証債務が請求されるため、法人と併せて破産を選択せざるをえないことがあります。
- ③法人の破産事件は、管財事件とされることから、弁護士費用に加えて管財費用がかかります(管財費用は、申立後に裁判所が決定し、最低額は各裁判所で異なります。)。
会社破産を選択した場合の最大のメリットは、借金の悩みから解放されて新たな生活が送れることです。その他にも、感情的になっている個人債権者や取引先とのやり取りを代理人弁護士に全て任せられるため、精神的負担をかなり軽減できることも大きなメリットと言えます。
一方、デメリットとしては、法人資産が全て換価処分されたり、法人債務を連帯保証している保証人も一緒に破産を迫られる点です。
しかし、そういった事情を考慮しながら「会社や代表である自身にとって、会社破産という選択が果たして妥当なのか」を判断することは、決して簡単なことではありません。
泉総合法律事務所には32,300件を超える借金問題の相談実績がありますので、それを活かしてそれぞれの会社状況に沿った最適な解決方法をご提案することができます。会社破産を迷っている方は、是非とも泉総合法律事務所に相談ください。