安藤 伸介 弁護士
–出身学校はどちらですか?
大学は、國學院大學法学部の出身です。
–借金問題の解決のため、心がけている・気をつけていることはありますか?
ご依頼いただく方の個々の事情を考慮して、どのような債務整理手続を行うことが最もその方にとって適切であるかを提案できるように心がけています。
借金問題に限りませんが、問題を解決するに当たっては、主観面の解決と客観面の解決の両方が必要となります。相談いただいたときには、その両方を念頭に置いてお話することが大切と考えています。
債務整理では、手続をするに当たっての客観的な要件を満たすことがまずは前提となりますが、それのみならず、依頼者の方の主観的な将来設計をも踏まえて、そのバランスから最終的に最も満足していただける方法は何であるかを考え、提案をしていきたいと思っています。
–債務整理手続を行う意義・メリットについてお聞かせください。
債務は、当初の返済計画を外れ始めると雪だるま式に膨らんでいく危険が高く、その負のスパイラルから抜け出すことができなくなることが多々あります。そうなると、いかに資金繰りをするかに奔走する毎日を過ごさざるを得ないことになってしまいます。
このような日々を送ることは精神衛生上よくないことは明らかです。「借りたものは返す」というお気持ちは大事であるとは思いますが、そこから立直れる具体的な見通しがない以上、状況はますます悪化していくのが通常です。
債務整理は、そのような状況をリセットしてくれ、人間的な生活を取り戻す大きなチャンスであると思います。
–借金問題はどのようなタイミングで法律事務所に相談したらよいのでしょうか?
借金を返せない状況に陥った時は、なるべく早い時期に法律事務所に相談する方が良いと思います。
自分でやり繰りしようとしても、逆に借金は膨らみ続け、より厳しい状況になっていくことが考えられます。そうすると、結局は思い悩む期間がそれだけ長くなるだけの結果で終わる可能性が高いこととなります。
また、問題を先延ばしにすることにより、のちに債務整理する段階となったときに免責不許可事由とされる行為をしてしまうリスクも高まりますし、その間に家庭内の不和を生じさせる危険もあります。それならば、実際に債務整理の手続を行うか否かは別としても、まずは相談だけでもしてみることが良いと思います。
⁻最後に、弁護士へ相談しようか迷っている人にメッセージをお願いします。
前の言葉の繰り返しになってしまいますが、解決を先延ばしすることは、自らの状況をますます厳しいものにします。確かに、あまりに慎重に考え過ぎる必要はないですし、客観的に支払いが困難な事情が生じていないのであれば、そもそもなしうる債務整理手続はなく、それをする必要もありません。
ただ、借金を返すために借金をするという状況に陥ったり、生活環境が変化して今後の支払いが厳しくなると思える事情が生じたときには、思い悩む前に是非一度法律事務所で弁護士ご相談してみることをおすすめします。