過払い金返還請求 [公開日]2018年6月1日[更新日]2018年8月29日

アコムの過払い金返還請求も弁護士にお任せ下さい

アコムの過払い金返還請求も弁護士にお任せ下さい

「♪はじめてのアコム♪」のCMや、「むじんくん」という名の自動契約機で有名なアコム。

もしかして、カードの返済をしていたことはありませんか。返済をしていたことがある方は、過払い金が発生しているかもしれません。

ここではアコムの過払い金について解説していきます。

1.「アコム」とは?

アコム株式会社のことで、東証一部上場企業です。また、最大手の消費者金融業者であり、三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社でもあります。

そのため、経営も安定しています。また、「むじんくん」という名の自動契約機を消費者金融業界で初めて設置した会社です。

アコムは、2007年6月18日から業界で初めて利息制限法内の金利で営業を始めています。したがって、それ以前に利用した方は過払い金が発生している可能性があります。

では、まずアコムに対する過払い金返還請求の流れを説明します。

2.回収までの流れ

(1) 取引履歴の開示請求

最初に、過払い金がどのくらい発生しているのかを調査しなければなりません。

引き直し計算をするために、アコムに取引履歴の開示請求書を発送します。取引履歴とは、いつ・いくら借りた、いつ・いくら返したかを確認できる資料のことです。

請求をしてから、1か月ほどで取引履歴が届きます。

(2) 引き直し計算

アコムから取引履歴が届いたら、利息制限法に基づく利息と実際に返済した利息の差額、いわゆる過払い金がどれほどあるか利息制限法の利率に従って計算します。

ちなみに利息制限法の利率は、以下のとおりです。

  • 元本が10万円未満の場合は年利20%
  • 元本が10万円以上100万円未満の場合は年利18%
  • 元本が100万円以上の場合は年利15%

これらを上回る利率が取引履歴に記載されていれば、引き直し計算を行い過払い金が発生しているかを確認します。

(3) 過払い金返還請求

引き直し計算の結果、過払い金の発生が認められれば、アコムへ書面で過払い金の返還請求をします。

(4) 和解交渉

アコムから過払い請求に対する回答が届いたら、返還してもらう金額について交渉します。
折り合いが付かなければ、訴訟を提起することも検討しなければなりません。

簡単に説明しますと、争点の有無によって和解交渉は変わってきます。争点がない場合、初回であれば過払い元金の7割程度の返還率が見込めます。

ただし交渉を続けることによって、増額が見込めます。ちなみに、過払い金が返還されるまでの期間としては、目安として6か月ほどです。(平成29年9月現在)

・訴訟

任意交渉では割と早く和解ができますが、取引の分断や取引中にアコムと和解をしているなどの争点がある場合、交渉は長引き、過払い金の増額が見込めないケースが少なくありません。そのような場合は、ご依頼者様に確認したうえで、訴訟も視野に入れて可能なかぎり多く過払い金が回収できる解決策を選択します。

どのような解決策があるか事案によって変わってくるため、実際にご相談いただいた際、もしくはご依頼後アコムから取引履歴が届いた際に、詳しく説明させていただきます。

(5) 和解書作成

アコムと過払い金の金額について合意できたら、基本的に泉総合法律事務所で和解書を2部作成し、お互いに署名捺印したものを1部ずつ保管します。

(6) 過払い金返還

アコムから和解書に基づいた金額が振り込まれ、返金されます。

3.アコムとの裁判

(1) 訴訟提起の検討も

任意交渉では割と早く和解ができますが、取引の分断や取引中にアコムと和解をしているなどの争点がある場合、交渉は長引き、過払い金の増額が見込めないケースが少なくありません。

そのような場合は、ご依頼者様に確認したうえで、訴訟も視野に入れて可能なかぎり多く過払い金が回収できる解決策を選択します。

どのような解決策があるか事案によって変わってくるため、実際にご相談いただいた際、もしくはご依頼後アコムから取引履歴が届いた際に、詳しく説明させていただきます。

(2) 訴訟

検討した結果、納得がいかず訴訟を提起することにした場合、訴訟準備などの時間、および印紙代などの費用がかかります。

しかし、任意交渉と比べてより多くの過払い金を回収することができますし、判決までいけば、過払い金に対する利息も回収できる可能性が出てきます。

現時点でアコムの経営状態は安定していると思いますが、万が一倒産してしまったら、過払い金の回収は困難です。大手の金融業者でさえ倒産する時代ですので、引き続きアコムの動向には注意していく必要があります。

4.注意点

過払い請求をすると、アコムのカードは使用できなくなります。

また、ショッピング機能が付いたアコムマスターカードを利用している場合は、支払いが残っていないか確認する必要があります。

ショッピング枠に支払が残っていると、過払い金は支払い額と相殺されます。

過払い金のほうが多ければ戻ってきますが、ショッピング枠の支払いが過払い金より多いと、相殺後にショッピング枠の債務が残ってしまいます。

そして、これが任意整理などの債務整理扱いとなってしまい、信用情報機関に事故情報として登録されてしまうリスクが生じてしまうからです。

この他に、三菱東京UFJ銀行のカードローン、DCキャッシュワン、じぶん銀行などの借入は、アコムが保証会社になっていますので、返済が遅れて、アコムが代位弁済した場合はアコムに債務が残ります。

このような場合、アコムのキャッシングで発生した過払い金が債務額より多ければ、相殺して過払い金を返還してもらえます。

しかし、過払い金が債務額より少なければ、相殺後の残債務を支払う必要があり、債務整理扱いになってしまいますので、この点も十分ご注意ください。

また、時効にも注意が必要です。完済から10年が経過してしまうと、過払い金の請求はできなくなってしまいます。

しかし、裁判を提起することで、時効の延長をすることができます。あきらめずに、ご相談ください。

5.弁護士に依頼

(1) メリット

面倒な手続き一切を弁護士に任せることができ、回収できる金額の増額も期待できます。

過払い金返還請求の手続き自体は、ご自分ですることも可能です。

しかし、引き直し計算を間違えると、交渉を断られたり、返還される額が少なかったりという事態が待っています。

過払い金返還請求は同一の貸金業者に対して一回しかできません。

弁護士に依頼すれば、面倒な引き直し計算も正確にやってくれますし、アコムとの交渉などもすべて任せることができます。

(2) デメリット

しかし、デメリットもあります。それは、弁護士費用がかかることです。

一般的に訴訟しない場合は、回収した過払い金の20%、訴訟した場合は25%が成功報酬の相場ですが、泉総合法律事務所では訴訟してもしなくても成功報酬は20%(税別)です。もちろん着手金は0円です。

なお、弁護士に依頼する際のポイントとしては、確かに弁護士費用がどれくらいかかるのか?という点も重要ですが、何よりも“アコムの過払い金回収の実績がある弁護士に依頼すること”が一番重要です。

6.過払い金返還請求も泉総合法律事務所へ

アコムに対する過払い金返還請求についてご理解いただけましたでしょうか?

過払い金請求を考えている方は、今回紹介した、過払い金回収の流れや、メリット・デメリットをよく理解した上で、最適な方法で手続をとるようにしてください。

泉総合法律事務所ではこれまでにアコムとの交渉の末、過払い金を回収してきた豊富な実績があります。泉総合法律事務所にご相談いただければ、アコムの最新情報はもとより、他の金融業者の過払い金返還交渉のポイントなどにつきましても詳しくアドバイスできます。

まずはお気軽に、泉総合法律事務所の無料相談でご相談ください。

過払い金返還請求先のまとめ記事「過払い金返還請求方法まとめ〜各業者ごとの返還の流れと弁護士相談〜

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