うつ病が原因で作った借金180万円が自己破産で免除に
40代女性 介護職 借入理由: 生活費 手続き : 破産・同時廃止 |
ご相談前 | ご依頼後 | |
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借⾦総額 | 約180万円 | 0円 |
毎月の返済額 | 約8万円 | 0円 |
[事例 66]
背景
Aさんはクレジットカードを作り、その後日用品や衣料品のショッピングに利用するようになりましたが、安定した収入を得ていたため、返済は順調でした。しかし、仕事上のストレスからうつ病になってしまい、安定した収入を得ることができなくなり、生活費のために借入を増やしていきました。その後、精神状態が落ち着き仕事を休まなくなりましたが、すでに多額の借金を背負っていたため、給料の半分以上を借金返済に充てなくてはいけない状況でした。
今後の生活に不安を覚え、困り果てていたところ、当事務所へご相談にいらっしゃいました。
弁護士対応 - 免責不許可事由がない点、精神的に落ち着き自立した生活が可能である点を裁判所に説明
Aさんの借金理由は、うつ病による収入不安定であり、また、特に目立った資産もなかったため、同時廃止で受任しました。その後、裁判所に破産申立を行いました。その頃には、Aさんの精神状態もご相談いただいた頃に比べだいぶ安定していました。今後、自身の給料で自立した生活を送ることができる旨を裁判所に説明した結果、無事に同時廃止手続にて受理されました。
結果 - うつ病が原因で作ってしまった借金180万円が自己破産で0円に
その後、Aさんの借金は無事に全額免除されました。そして、Aさんは希望していた介護の仕事に就くことができ、新しい生活をスタートさせることができました。
裁判所が注意深くチェックするポイントとして、Aさんのこれまでの生活環境や収入状況はもちろんですが、「Aさんの借金を免除しても、今後、安定して生活していけるだろうか?」という点も挙げられます。
Aさんの場合、相談前にはうつ病を患い精神状態が不安定でしたが、破産申立てする頃にはうつ病も完治して精神的に安定していました。その結果、自身の給料で生活のやり繰りができることを裁判所に説明することができ、破産手続による借金免除が了承してもらえたのです。
泉総合法律事務所では、債務整理に関するご相談は何度でも無料です。借金でお悩みの方は、是非とも当事務所までご連絡ください。
【参考】うつ病で働けず休職・失業…借金がかさんだら債務整理はできる?